パウンドケーキ 

パウンドケーキ コラム

パウンドケーキとは

バターが香り、しっとりと甘くおいしいパウンドケーキは洋菓子の定番ですね。ティータイムのお供や結婚式の引き出物としても選ばれる定番スイーツは、小さなお子様からご年配の方まで年齢問わず大人気です。きっと、シンプルな味で食べやすいからでしょう。

最近では、ホットケーキミックスに卵や牛乳を入れるだけで作れるレシピも登場し、自宅でも簡単に作れるようになりました。一度は作ったことがあるのではないでしょうか?

今回は、そんなパウンドケーキの特徴や歴史について詳しくご紹介します。

【パウンドケーキはどんなケーキ?】

主な特徴

パウンドケーキの主な特徴は、砂糖・バター・たまご・小麦粉を同じ量で作ることです。材料が同量であるため、しっとりとしたケーキに仕上がります。ベーキングパウダーなどの膨張剤は使用しません。

シンプルな材料だからこそ、アレンジ豊富です。バナナやリンゴなどのフルーツを混ぜ込んだり、チョコや抹茶、クルミを入れたりとどんな食材を入れてもおいしくできますね。

カロリー

パウンドケーキのカロリーは大体1切れあたり150~250kcalと言えるでしょう。バターや卵を使用しているため、カロリーは高い方ですね。

【パウンドケーキの歴史】

ではパウンドケーキはいつどこで誕生したのでしょうか?歴史を振り返ってみましょう。

パウンドケーキの誕生

パウンドケーキは18世紀にイギリスで誕生しました。

当時は、結婚式用の3段重ねのウエディングケーキで、重さが約1.8㎏のとても大きなケーキだったのです。

一番下段の大きいケーキは列席者向け、中段の中くらいのサイズは列席できなかった知人や友人用、一番上の小さいサイズは将来生まれてくるであろう子供のためのものだったと言われています。

名前の由来

パウンドケーキは上記のとおり、砂糖・バター・たまご・小麦粉を、それぞれ1ポンド(パウンド)ずつ使って作るためパウンドケーキと名付けられました。

また、フランスでは「キャトル・カール」と呼ばれています。キャトルは4、カールは4分の1を意味しており、砂糖・バター・たまご・小麦粉を4分の1ずつ均等に使用するため、この呼び名になりました。

イタリアでは「プルーム・ケイク」と呼びます。プルームは果物のプラムという意味です。一見、プラムが入っているのかと思われがちですが、全てのパウンドケーキを「プルーム・ケイク」と呼んでいます。

日本では、長方形のパウンドケーキをよく見かけますね。外国では正方形や丸型、楕円形など少し変わった形のケーキも存在します。

また、日持ちがするケーキとしても人気があり、結婚式の引き出物として多く選ばれている商品です。

・日本とパウンドケーキの関係

日本ではおよそ100年前に、あのペコちゃんで有名な不二家が初めて作ったと言われています。

日本のパウンドケーキは種類が多く、味のバリエーションも豊富です。

例えば、バニラ、抹茶、紅茶、ラム、チョコ、アーモンド、栗、クルミ、さつまいも、オレンジ、りんご、バナナ、いちごなど様々な食材とミックスさせることができます。

ミックスした食材は、しっとりとした味、さわやかな味、甘い、酸っぱい、濃い、薄いなどと、味の種類にバリエーションを与えています。

海外にはこのような多種類のパウンドケーキはあまり見られません。

【作り方の例】

パウンドケーキの作り方の例として1つご紹介します。

◇材料

・砂糖・・・100g

・薄力粉・・・100g

・無塩バター・・・100g

・卵(Mサイズ 1個約50g)・・・2個

◇作り方

①バターは常温で柔らかくしておきます。オーブンは170~180℃に設定し、予熱しておきましょう。(ご家庭のオーブンに合わせて温度を設定してください)

②大きめのボウルに砂糖と薄力粉をふるい入れ、卵とバターを追加しヘラで切るように混ぜます。

③混ざったら、バター(分量外)を薄く塗った型に生地を流し入れます。空気があまり混ざらないよう気をつけましょう。

④温まったオーブンに入れ30~40分程焼きます。

⑤焼けたか確認するために串を刺してみます。生地が付く場合は追加で更に焼きます。焦げないように気を付けてくださいね。アルミホイルを被せて焼くと良いですよ。

ラップで包んでおけば常温では数日、冷蔵庫に入れれば1週間程持ちます。冷凍の場合、最長2ヶ月間は保存可能です。

材料の主な組み合わせとしては、以上のとおりですがパウンドケーキのレシピはたくさんあります。色々なレシピを参考に作ってみてくださいね。

【まとめ】

いかがでしたでしょうか?私たちが普段食べているパウンドケーキには、長い歴史があります。バター、卵、砂糖、小麦粉というシンプルな材料だからこそ世界中の国々でたくさんのひとに親しまれてきたスイーツなのかもしれません。

パウンドケーキはアレンジが豊富なため、自宅でも簡単に作れますし、おいしくて有名なお店は全国にたくさんあります。ぜひ、色々なパウンドケーキを楽しんでみてくださいね。

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