バウムクーヘンとバームクーヘン

ドイツ菓子バームクーヘン
バームクーヘンの歴史
1. 日本のバームクーヘンの歴史
本物のバウムクーヘン
1. ドイツ伝統バウムクーヘンの材料と製法
バウムクーヘンの作り方
バームクーヘンのカロリー
通販でお取り寄せできるオススメのバウムクーヘン
通販でお取り寄せできるおすすめのバームクーヘン

ドイツ菓子バームクーヘン

木の年輪のように一層一層焼き上げられたバームクーヘン。ドイツ生まれのスイーツです。ドイツ語のバウム（木）とクーヘン（ケーキ）でバウムクーヘンです。

バームクーヘンとバウムクーヘンは、ドイツ語の発音に近いのが「バウムクーヘン」といわれますが、『国立ドイツ菓子協会既定のドイツ伝統バウムクーヘンの規定にそった材料と製法で作っているのが「バウムクーヘン」それ以外が「バームクーヘン」』と「マツコの知らない世界」で知りました。

ドイツでは国立菓子協会によって「バウムクーヘンの定義」が定められていて、基準をクリアしたものだけが本物のバウムクーヘンと認められるそうです。

バームクーヘンの歴史

バウムクーヘン原型は紀元前のギリシアまでさかのぼることができるそうですが、ドイツでバウムクーヘンが作られ始めたのは1800年代初めといわれています。ドイツのザルツヴェーデル、ドレスデン、コットプスなどがバウムクーヘン発祥の地を名乗っています。

1843年プロイセン王（プロイセンは昔のドイツ）ヴィルヘルム四世がザルツヴェーデルを訪問した時に食べたバウムクーヘンをとても気に入り、バウムクーヘンは王様に定期的に献上されたそうです。王様に献上されたバウムクーヘンは他の王室や貴族からも注文されるようになり広まっていったといわれます。

日本のバームクーヘンの歴史

日本で初めてバームクーヘンを作ったのはあの「ユーハイム」のカール・ユーハイムさんです。中国で喫茶店を経営していたドイツ人のカール・ユーハイムは捕虜として日本に連れてこられ、1919年に広島県物産陳列館で日本で初めてバウムクーヘンを焼いたそうです。日本人はバターをたくさん使った菓子を好まないことを知っていたカール・ユーハイムは日本人向けにアレンジして大好評だったそうです。

本物のバウムクーヘン

ドイツ伝統バウムクーヘンの材料と製法

職人が職人が一本一本、手で焼き上げるのがバウムクーヘンです。ドイツでは菓子職人マイスター試験の課題になるほど、高度な技術と経験が求めらています。

国立ドイツ菓子協会規定のバウムクーヘン

卵２：小麦粉１：砂糖１：バター１の割合
マーガリン、ショートニングは使用不可
ベーキングパウダーは使用不可
添加物は使用不可
生地とメレンゲを合わせる別立て製法

バームクーヘンには材料や製法に決まりはありません。ベーキングパウダーをいれてふっくらさせたり、ナッツをいれて食感をかえたり、チョコレートをかけたり、なんでもありです。

日本のバームクーヘンの始まりのユーハイムのバームクーヘンは、まわりの白いアイシングと素朴な生地のバランスが美味しいですよね。

バウムクーヘンの作り方

家でお手軽にバームクーヘンを作る場合は、割りばしにアルミホイルを巻いて芯を作り、卵焼き器で巻いていく方法があります。

プロのバウムクーヘンは一般的な扉が閉まるオーブンではなく、バウムクーヘン専用オーブンで焼きます。バウムクーヘン専用オーブンは、生地が巻きつく棒状の芯、芯を回す装置（手動で回す場合もあります）、オーブンの下部に生地を焼くためのバーナーがあります。

芯にバウムクーヘンの生地をかける→芯を回す→バーナーで焼ける→生地をかける→芯をまわすを繰り返していくと、焼けた層のうえに生地が重なっていくので年輪のような焼き目ができます。

「芯に生地をかけて焼く」を繰り返して焼き上がってから芯を抜くと、バウムクーヘンの出来上がり！

バウムクーヘン作りは薄い層を重ねて焼き続ける根気がいる職人技です。

バームクーヘンのカロリー

バター以外の油脂は使用不可、材料は４つのみのバウムクーヘンから、なんでもありのバームクーヘンまでいろいろありますが、バームクーヘンの気になるカロリー

無印良品	バナナバウム	457kcal
無印良品	宇治抹茶バウム	316kcal
ファミリーマート	発酵バターを使ったこだわりのバウムクーヘン	253kcal
ユーハイム	バウムクーヘン（100gあたり）	449kcal
石屋製菓	白いバウム（100gあたり）	357kcal