ほろ苦い大人のお菓子。キャラメルを使ったおすすめスイーツ

キャラメル コラム

キャラメルとは

昔から年齢問わず子供から大人まで親しみのあるキャラメル。口に入れるとバターがふわっと香り、噛めば噛むほど幸せな気持ちにしてくれますよね。

日本で有名なキャラメルはやはり森永製菓のミルクキャラメルですね。黄色いパッケージは誰でも見たことがあるのではないでしょうか?

そして新しいキャラメルといえば、2006年に北海道の「ノープレインファーム」にて「生キャラメル」という新しい食感のキャラメルが発売されました。

特にタレントの田中義剛さんが社長を務める花畑牧場の生キャラメルは大ブームを起こし、話題になりましたよね。

生キャラメルとは牛乳の消費拡大を目指すため、原料に生クリームをたくさん使い、新鮮さを出すため開発されたそうです。

では、元々のキャラメルはいつ誕生したのでしょうか?

キャラメルの特徴や歴史について詳しくご紹介します。

キャラメルはどんなお菓子?

キャラメルケーキ

特徴

キャラメルとは、バター・水あめ・砂糖・生クリーム・小麦粉などを煮て溶かしたあと、冷やし固めてやわらかいキャンディにしたものです。

キャラメルは130度前後の熱で製造されます。よって粘度がとても高くなっています。

ソース状になったものは「キャラメルソース」としてアイスクリームにかけたり、ポップコーンにかけたりと使用方法は様々です。

カロリー

キャラメルのカロリーは100gあたり約430kcalです。他のお菓子と比べると高カロリーですね。グリコのキャラメルは「一粒300メートル」というキャッチフレーズが有名でした。キャラメル1粒は16.5kcalで成人男性が300メートル走れるカロリーらしいですよ。

キャラメルの歴史

キャラメルの誕生

10世紀頃、アラブ人がアジアで入手したサトウキビを栽培し、そのシロップや氷砂糖を精製し、製造した砂糖菓子がキャラメルの原型だといわれています。

この砂糖菓子は11世紀に十字軍によりヨーロッパに持ち帰られ、16世紀にはフランスにも伝わりました。この砂糖菓子が発展したフランスでは、後に塩を用いた塩バターキャラメルが作られます。

塩キャラメルが誕生したブルターニュやノルマンディーは乳製品が豊富でこれを活かすことにより現代のキャラメルが誕生することとなりました。

名前の由来

キャラメルの名前の由来はポルトガル語で「砂糖菓子」という意味の「カラメロ」から来ています。カラメロがフランスに伝わり、「キャラメル」という名前になりました。

似た名前で「カラメル」がありますが、カラメルは水と砂糖のみを加熱し、茶色になるまで煮詰めて作った甘くて少し苦いソースのことです。

カラメルは主にプリンや洋菓子のソースとして使われています。

日本とキャラメルの関係

日本においては、森永製菓の創業者「森永太一郎」氏が1899年に日本で初めて国産のキャラメルの販売をスタートしました。

森永氏は24歳のときにサンフランシスコへ渡り、天職となった製菓業とめぐり合います。

食糧事情がまだ貧しかった時代に「栄養のあるおいしいお菓子を食べてもらいたい」という想いで11年にも渡りアメリカで厳しい修行を重ね、1899年に帰国後東京の赤坂溜池にて新たに「森永西洋菓子製造所」を開業しました。

当初のキャラメルは一粒一粒紙に包まれているものではなく、量り売りだったといわれています。しかし海外から帰国したばかりのひとや、外国人には人気のあったキャラメルですが、乳製品にあまり馴染みがなかった日本人の口には合わなかったそうです。加えて、暖かい日本ではキャラメルがすぐに溶けてしまい口当たりも良いものではありませんでした。

そこで森永氏は考え、日本人の好みや日本の気候に合ったキャラメル開発を始めました。森永氏の努力の末、1913年6月10日にキャラメルは生まれ変わり、新しく「ミルクキャラメル」が発売されたのです。

よって6月10日は「ミルクキャラメルの日」と命名されています。「ミルクキャラメルを通じて、懐かしい思い出を語り合う日」そんな想いが6月10日のミルクキャラメルの日に込められているそうです。

キャラメルの作り方

キャラメルの作り方の例として1つご紹介します。

◇材料

・砂糖・・・100g

・はちみつ・・・大さじ2

・無塩バター・・・45g

・牛乳・・・120㏄

◇作り方

①鍋に砂糖、はちみつ、無塩バター、牛乳を入れ煮立たせます。ふつふつとしてきたら火を弱火にします。

②弱火のまま焦がさないように混ぜ続けます。薄く色がつくまで煮詰めます。

③クッキングシートを敷いたバット等に入れて粗熱がとれるまで冷まします。粗熱がとれたら冷蔵庫で3~4時間程冷やしながら固めます。

④食べやすいサイズにカットしたら完成です。

キャラメルスイーツのおすすめ6選

キャラメルもおいしいですが、キャラメル味のスイーツもケーキ、アイスクリーム、チョコレートなどいろいろあります。その中でもナッツとキャラメルの相性は抜群ですよね。

砂糖とバターを煮詰めて焦がしたキャラメルの香ばしさは、スイーツのほろ苦いアクセント。甘いだけでは無い大人の味のスイーツです。

鎌倉土産としても有名なクルミっ子

クルミとキャラメルをバター生地でサンド。コーヒーとの相性も抜群です

生キャラメルのブームを作ったキャラメル

130年間変わらない製法のコーヒーキャラメル

ペイン北部のパンプローナに1886年に創業した「ドス・カフェテラス」の看板商品のコーヒーキャラメル

バナナとキャラメルのパウンドケーキ キャラメルバナーヌ

キャラメルのほろ苦い甘さの中にバナナの香りが濃厚に広がります。

マカデミアナッツのキャラメルタルト

アーモンドパウダーをたっぷりと使ったタルト生地に、ローストしたマカダミアナッツをごろごろと入れて、熱々のキャラメルを流し込んで仕上げた小さなタルト。個包装だから手土産にも喜ばれます。

キャラメルサンドクッキー

表面をカリッとキャラメリゼしたクッキーになめらかなキャラメルをサンドしたクッキーサンド。スタイリッシュなパッケージはギフトにぴったりです。

タイトルとURLをコピーしました