夏になると食べたくなるのがアイスクリームですよね。
スーパーやコンビニでも手軽に買えるアイスクリーム。毎年同じアイスクリームばかり食べているという人も多いと思います。
今年の夏は、お取り寄せで特別なアイスクリームを食べてみてはいかがでしょうか?いつもとは違う、ワンランク上のアイスクリームで夏の暑さを乗り切りましょう!
アイスクリームはどんな種類のものがある?それぞれの特徴とは
アイスクリームは、乳成分の割合によって表示できる名前が決まっています。表示名の違いを知っておくことで、自分好みのアイスクリームが見つけやすくなります。
アイスクリームは成分によって4種類に分けられる
アイスクリームは成分に含まれる「乳固形分」や「乳脂肪分」の割合によって、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」4つの種類に分けられます。
「アイスクリーム」は乳成分が一番多く含まれているため、コクがあり、4種類の中では一番栄養価が高いのが特徴。「アイスミルク」は「アイスクリーム」より乳成分が少なく、あっさりした味わいです。
「ラクトアイス」は「アイスミルク」よりさらに乳成分が少なく、さっぱりしています。「氷菓」はアイスキャンディーやかき氷のことを指します。
アイスクリームの商品形態による違い
アイスクリームは、商品によってさまざまな種類のパッケージで売られています。
・カップ
紙製や樹脂製のカップに、アイスクリームが入っているタイプのものです。食べるときにはスプーンが必要。
・スティック
アイスクリームが棒状の木やプラスチックに刺さっているタイプのものです。スティックを持って食べます。
・モナカ
最中の生地の中にアイスが挟まったもの。手を汚さずに食べることができます。
・コーン
小麦粉でできた円錐状の入れ物に、アイスを乗せて食べるタイプです。容器まで食べることができ、カップよりゴミが少なくなります。
・その他
アイスが小さな固まりになっている「一口タイプ」や、柔らかくしたアイスをシェーク感覚で食べる「ハンディ容器タイプ」など。最近では、クッキーを持ち手にした商品も登場しています。
アイスクリームの発祥は?日本に伝わったのはいつ?
世界中から愛されているアイスクリームは、どこで生まれたものなのでしょうか。
アイスクリームは古代エジプトにもあった!?
氷や雪で乳製品を凍らせて食べる習慣は、紀元前からあったといわれています。古代エジプトでは、すでにシャーベットのようなお菓子が存在したようです。
今世界中で食べられているアイスクリームの原型は、ドーム状のケーキの中に生クリームなどを入れて凍らせた「ズコット」というフランスのお菓子とされています。
その後アイスクリームは移民によって、ヨーロッパからアメリカへ。アメリカでは、余ったクリームの処理するためにアイスクリームが普及していきました。
日本にアイスクリームが伝わったのはいつ?
日本で初めてアイスクリームを食べたのは、幕末に渡米した遣米使節団と言われています。
日本でアイスクリームが初めて販売されたのは、横浜馬車道。当時は「あいすくりん」という名前で販売されていました。価格は今の価値に直すと、一人分8000円ほどと高価なものだったため、一般には浸透しなかったようです。
大正9年ごろにアイスクリームが工業化され、一般の人も購入できるように。戦後には冷凍庫付き冷蔵庫が普及し、家庭でも気軽に食べられる存在になっていきました。
賞味期限がないって本当?アイスクリームの豆知識
アイスクリームについて、みんなが意外と知らない豆知識をご紹介します!
アイスクリームには賞味期限の表示が不要!
アイスクリームは保存の期間よりも、温度管理が重要な食品です。温度さえしっかり管理されていれば、時間が経ってもほとんど変質しません。そのため、賞味期限や消費期限の表示義務はありません。
アイスクリームを長期間保存する場合、温度はマイナス25℃以下。小売店や家庭に届くまでの温度はマイナス18℃以下と決められています。
アイスを食べると頭がキーンとするのはなぜ?
アイスクリームやかき氷を食べて、頭がキーンと痛くなったことはありませんか?あの痛みには「アイスクリーム頭痛」という名前がつけられています。
アイスクリームを食べて口の中や喉が急激に冷やされると、脳に強い刺激が伝わります。脳が「冷たい刺激」を「痛み」と勘違いすることで頭痛が起こります。さらに冷えた部分の体温を元に戻すために、脳につながる血管が膨張し、頭痛が起こるのです。
「アイスクリーム頭痛」が起こらないようにするには、口や喉を急激に冷やさないよう、ゆっくり食べることが大切です。
まとめ
1.アイスクリームは乳成分の割合で名前が変わる!パッケージに注目して、自分好みのアイスを見つけよう。
2.アイスクリームの歴史はとっても古い。広まったきっかけは「余ったクリームの処理」だった。
3.アイスクリームには賞味期限がない!保存期間より温度管理が重要。
アイスクリームを選ぶ際は、パッケージを見ることで、アイスの特徴を知ることができます。ミルクのコク重視なら「アイスクリーム」。さっぱり食べたいなら「ラクトアイス」や「氷菓」がオススメです。
世界中で愛されるアイスクリームは、長い歴史を経てさまざまな進化を遂げています。今年の夏はぜひ、お取り寄せでワンランク上のアイスクリームを味わってみてください!