誰もが知っている甘くておいしいドーナツ。色々な形をしていて、見た目も鮮やかなものがあり子供も大人も大好きですよね。
日本ではミスタードーナツが有名で、新しく発売されたドーナツはすぐに売り切れてしまい、中々手に入らないほど貴重な商品も販売されています。
様々な種類がある中、ドーナツと聞いてイメージするのはやはり穴の空いたリング状のドーナツではないでしょうか?しかし、そもそもドーナツはなぜ穴が空いているのか疑問に思ったことはありませんか?
今回はその疑問を解決するため、ドーナツについての特徴や歴史を詳しくご紹介します。
ドーナツとはどんなお菓子?
主な特徴
ドーナツは主に小麦粉、砂糖、卵でできています。
最近ではドーナツ専用の生地やホットケーキミックスを使えば、ご家庭でも簡単にドーナツを作ることができます。
ドーナツと聞けば穴の空いた形をイメージするひとが多いと思いますが、いろいろな形があり、穴を空けない丸い形のものや、棒状のものをねじってツイスト状の形にしたものなど様々です。
また最近では健康志向のひとが増えてきた影響か、揚げないヘルシーな焼きドーナツ、生ドーナツといった新しい種類のドーナツが販売されています。ですが、基本的にはドーナツとは油で「揚げたお菓子」のことです。
日本においてはドーナツは甘いお菓子という認識ですが、アメリカなどでは朝食としてドーナツを食べるひともいます。
カロリー
ドーナツのカロリーは100gあたり約370kcalです。ドーナツ1個は約60グラムなので1個あたり244kcalです。
イースト菌を使っているパン生地タイプのドーナツはケーキタイプドーナツよりもカロリーが高く、100gあたり約386kcalです。
ドーナツの歴史
ドーナツの誕生
17世紀、ヨーロッパではクルミを真ん中にのせて揚げたお菓子が食べられていました。この当時は真ん中に穴は空いていませんでしたが、これがドーナツの原型といわれています。
その後、ドーナツは1,600年代にアメリカに伝わり、穴の空いた形が新たに誕生します。穴を空けた理由は、クルミが無かったため真ん中に穴を空けた、ユダヤ人の食べものである「ベーグル」を真似したなど諸説は様々です。
その中でもっとも有力である説は19世紀半ば頃、アメリカの「ハンソン・グレゴリー」氏は船で朝食を作っている際に生焼けだったドーナツの火のとおりを良くするため、真ん中に穴を空けたと考えられています。
この件について1941年ニューヨークではドーナツ大論争が起こりましたが、後にドーナツ審議委員会(ダンキンドーナツ主宰)によって承認されました。
この穴の空いたリングドーナツは世界中に広がり、ハンソン・グレゴリー氏はリングドーナツの発明者となりました。メイン州ロックポートにはハンソン・グレゴリー氏の記念碑が建っています。
名前の由来
ドーナツの原型といわれているオランダで誕生した「オリーボル」は、真ん中にクルミがのっているボール状のお菓子でした。この形が名前の由来となり、「ドウ(生地)・ナッツ(木の実)」と呼ばれるようになりました。
日本とドーナツの関係
1970年頃、日本で本格的に進出しはじめたドーナツチェーン店は、ミスタードーナツとダンキンドーナツの2つでした。
ミスタードーナツは、大阪府吹田市に本社を置く「ダスキン」が運営しています。清掃業務をメインとした事業を展開しているダスキンが異業種であるドーナツ事業に進出した理由は、創業者である「鈴木清一」氏がアメリカでミスタードーナツの創設者「ハリー・ウィノカー」氏に出会い意気投合したことから始まったそうです。
2021年の時点でミスタードーナツは全国で975店舗展開しています。
ちなみに誰もが見慣れているミスタードーナツのロゴとは、ハリー・ウィノカー氏がボウタイを着けて髭をはやしたコック姿を図案化したものです。
簡単なドーナツの作り方
ドーナツの作り方の例としてご家庭でも簡単にできるホットケーキミックスを使った作り方を1つご紹介します。
◇材料
・ホットケーキミックス・・・100g
・たまご・・・1個
・砂糖・・・25g
・牛乳・・・大さじ4
・揚げ油・・・適量
◇作り方
①ボウルに卵を割り入れよく混ぜます。
②さらに砂糖を加えよく混ぜ合わせます。
③ホットケーキミックスを数回に分けて入れます。このとき、ホットケーキミックスの粉っぽさが無くなるまでよく混ぜ合わせましょう。
④鍋に揚げ油を入れて170度まで温めます。
⑤温まった鍋の中に、丸く形成した生地を落とし入れ揚げます。
⑥生地がきつね色になり、串を通したときに生地が串に付かなければ完成です。
ドーナツをお取り寄せ
油で揚げないヘルシーなドーナツ
大豆粉生地をしっとりと仕上げたとってもヘルシーな大豆の焼きドーナツ。
大豆の新しい美味しさを楽しめるグルテンフリースイーツです。
小麦アレルギーの方にも美味しく召し上がっていただける健康にも嬉しいドーナツ
保存料無添加の手作りドーナツ
福井のクーベルチュールチョコレート、能登の大浜大豆きな粉、能登海洋深層水の塩、柳田村のブルーベリー、能登の赤崎イチゴなどの北陸素材を使ったドーナツと、人気の高いプレーンドーナツを詰め合わせたスペシャルセット
まとめ
現代のドーナツはバリエーションがたくさんあり、健康志向のひと向けのヘルシーな焼きドーナツや、食感を楽しめる米粉を使ったドーナツなど種類が豊富に展開されていますね。あなたはどんなドーナツが好きですか?
ご家庭でも簡単に作れますが、たまには食べたことのないようなドーナツをお取り寄せして楽しんでみてはいかがですか?